「KURO-DACHI/CLONE/U3 レビュー後編」機能詳細と総評

玄人志向の「KURO-DACHI/CLONE/U3」をレビューします。
レビュー前編・レビュー中編に続き、最終部の後編です。

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概要紹介とベンチマークを終え、いよいよ最後のレビューです。
人気のある製品だからと少し長めにレビューしていると、とうとう3部作になってしまいました。

それではまず、パソコンとの接続時について。

付属のUSB3.0ケーブルとACアダプターを接続し電源を入れると、
マイコンピュータにリムーバブルディスクとして認識される点は、一般的な外付HDDと同様。

このKURO-DACHI/CLONE/U3が他と違う点は、2つのスロットを搭載していることです。

両方にHDDを差し込み電源を入れると、マイコンピュータ上では2つのドライブとして認識されます。
2つのドライブを1つとして認識するような機能は付属しておりません。

また、画像右に見えるのは「HDD取り出しが容易に行える」というイジェクトボタンです。
しかし押し込んでもHDDが全く動かないことがあり、あまり当てになりません。

HDDを取り出す際にはSATAコネクタに余計な力がかからないよう左手でHDDを保持しながら、
右手でゆっくりとイジェクトボタンを押す必要があります。

レビュー前編でも書いたように、ただでさえNSSコネクタは非搭載。
SATAコネクタの抜き差し回数は設計上50回ですから、無駄に寿命を縮めたくはありませんよね。

うっかりSATAコネクタが折れてしまっては、取り返しがつかない事態へ突入すること請け合いです。

つぎに、クローン機能について。

こちらも画像右に見える緑のボタンが、クローンボタンです。
パソコンと接続していない状態でこのボタンを数秒長押しすると、クローンが始まります。

ちなみに、この数秒長押しという記載は商品箱にはありません。
商品に付属している英文のマニュアルにのみ記載されている点に、注意が必要です。

クローンを完了できる時間はレビュー中編を参考にして下さい。
商品箱では250GBが約30分となっていますが、私のテストではそれ以上かかることが確認できます。
大きなサイズのファイルがメインであれば、速く完了できる可能性があります。

良いところ

悪いところ

総評

気になる点はいくつかありますが、それを上回る機能により評価できる商品です。
4,000円で安定していた価格も、現在は3,400円前後で推移しておりお買い得。
同価格帯の中で売れているという製品としての評判は、疑いようもありません。

玄人志向というメーカーに抵抗がない方は、手元において損はない商品だと言えるでしょう。