IODATAのNASキット 「RockDisk」 のレビュー後編です。
レビュー前編と中編の内容に追記し、レビューの総評を行います。
価格:4,800円(480P・送料600円)
レビュー前編:「RockDisk レビュー 導入編」 3.5/2.5インチSATA HDD対応自作NASキット
レビュー中編:「RockDisk レビュー 設定編」 NAS初期設定と外部公開&No-IP DDNS設定
前回までのレビューで書ききれなかった部分を、追記していきます。
設定画面内部です。
一番右の設定画面から、詳細な設定を行います。
詳細設定画面です。
レスポンスは大変軽快で評価できます。
その反面、設定項目は都度画面上部から探さなければならず、不便そのもの。
それほど必要な情報を表示していない左側にメニューがあれば、もっと操作しやすいように思います。
あまりにメニューが把握しにくいため、下記に設定フローを記載しておきます。
・ホーム
・システム設定
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├―システム情報
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| ├―名称設定 (RockDiskのサーバ・ワークグループ名を設定)
| ├―管理者設定 (RockDiskの管理者パスワードを設定)
| └―日付と時刻 (RockDiskの時刻を設定)
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├―インターネット
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| ├―IP設定 (RockDiskのIPを設定)
| ├―DDNS (RockDiskのDDNSを設定)
| └―ログインポータル (RockDiskの動作状態を確認)
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└―メンテナンス
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├―ディスク (RockDiskに搭載しているHDDの設定)
├―ファームウェア (RockDiskのファームウェアを更新)
├―リセット (RockDiskを初期化)
└―再起動 (RockDiskを再起動)
・サーバー設定
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├―サービス (RockDiskのサービス設定)
├―共有サーバー (RockDiskの各サーバー権限・公開フォルダ設定)
└―BTダウンロード (BitTorrentの設定)
・電子マニュアル (ioPLAZAのRockDiskマニュアルページへ移動)
ハードディスクの省電力設定です。
設定時間は、無効 / 10分 / 30分 / 60分の4種類から選択可能。
設定時間の経過で待機状態となり、余計な電力消費を抑えます。
しかし個人的に頻繁な電源のオン/オフは寿命の関係から避けたいため、無効でもいい気がします。
RockDisk 詳細レビュー
全体的にNASとしての機能は最低限搭載されており、個人用途には最適な商品だと言えます。
ケースの質感は安っぽくなく、搭載されている静音ファンで冷却の心配も不要。
ファンの動作音はまず聞こえず、むしろ搭載しているHDDの動作音の方が耳につきます。
導入に関しては、添付されている「はじめにお読み下さい」は役立たずの一言。
この商品を購入するような方ならまず手間どることはないでしょうが、
Web上のビギナーズガイドの存在に気づかないと、RockDiskの分解方法の時点で詰みます。
設定に関しても商品の仕様上、ネットワークの知識が多少必要です。
この商品内容とネット上の説明だけで一般商品として販売するのは難しいほど。
メーカーが「挑戦者シリーズ」と切り分けて販売しているのは、間違いなく正解だと言えるでしょう。
良いところ
- ケースの質感
- 設定画面のレスポンス
悪いところ
- 搭載HDDの上下方向 (ゴム足を下にすると、HDDが逆さになる)
- 設定メニューの使い勝手の悪さ (直感的に操作できない)
総評
購入して損はないNASキットです。
私が購入した時点で1,980円だった価格設定は、まさに破格。
一家に一台あれば充分というNASでなければ、複数台購入していたかも知れません。
次回同価格帯に値下がりすることがあれば、 そくぽち 一択。
ぜひ確保してみて下さい。
レビュー追記 「RockDisk レビュー 権限編」 設定可能な権限概要と独自ドメイン割り当て方法(eNom)へ続きます。
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